共稼ぎと子育ての両立って大変じゃないですか?

今回のご質問

先日、夫婦と子供で宿泊しました●●です。
美味しいお料理に、フレンドリーで心地よい仲居さんのおもてなし、旅館の中は子供が喜ぶ仕掛けがいっぱいで大満足でした。
こんなに家族が喜ぶ旅館は宝生亭が初めてです。ありがとうございました。金沢に住んでいますので、また両親を連れて行きます!
(中略)
さて質問ですが、私も自営業をしながら2人の子育てをしています。
宝生亭のご主人や女将さんは4人の子育てをしながら旅館をやっているとブログ等で拝見しましたが、そのコツを教えて欲しいです。

若旦那の回答

アンケートにもネットのクチコミ投稿にも嬉しい言葉の数々、ありがとうございます!
質問の答えですが4人の子育てをしながら旅館をやるって、確かに大変です。オススメできません(笑)
でも、何かヒントがあるとすれば「手を抜く」。
良い意味でですが、これが僕ら夫婦にとって子育てをする上での共通意識だと思います。

まだ宝生亭や僕ら夫婦の事を知らない方、こんにちは。

21年に廃業する旅館を経営譲渡で引継ぎ、旅館再生をしながら夫婦共稼ぎ(嫁は女将)で4人の子育てをしている山代温泉 宝生亭 若だんな の帽子山です。

全く身寄りの無い土地で、すんごくマイナス、完全アウェイからの黒字再生をしてます。

 

はい、引いたーーーー!

自慢ぽくてマジメな話で引いたーーーーー!(笑)

 

話しを戻しますね。

愛情って条件や環境やモノやカタチ、そういう所ではない

僕ら夫婦は、というか嫁の方がよっぽど大変なんですが、よく「手抜き」という言葉を使います。

どうしても時間が無い時は、夕飯に冷凍食品も出ますし、お昼ご飯だって外食が主、旅館の繁忙期には驚くほど家は散らかってる。勉強だって見てあげれない時もあるし、土曜・日曜に映画やイベントに連れてってあげれない事もある。

また、怒鳴り声を上がる事もあるし、あまりに素行が悪くて呆れて放っておく事もあるし、僕にいたっては腹が立って手を上げることもある。

だけど、ダメな親だと自分を責めたりなんかしません。

普通の家庭という基準があるとしたら、僕ら自営業主で何なら水商売の家というのは、時間は不規則だし一緒にいる時間は短いし、普通からは大きく外れるかもしれません。

でも、ゼッタイに譲れない事があります。それは何をしてても、

 

自分達は子供達への愛情を欠かした事がない!

という自信

 

どんなに家が散らかってても、子供と時間を取れない状態であっても、腹が立ってブチ切れてても、それには自信があります。

どんな親でもきっとそうでしょうが、ふと周りと見比べてしまうと、自分のやっている事が目指している理想とかけ離れていて自信を持てない時はあります。

もちろん、うちにもそういう時がありました。

子供との時間を作れないからダメな親・・・子供が行きたいイベントに連れて行けないからダメな親・・・怒鳴るからダメな親・・・手をあげるからダメな親・・・。

でも落ち込まない。どんな時でも愛してる、それだけは間違いないと気付いたから。

だから普通は○○なんて見えない基準にムリに自分を当てはめて落ち込むなんて、馬鹿馬鹿しく思えるようになってきました。

手を抜いたお弁当を作っても、早起きさせられなくても、お掃除が行き届かなくても、毎晩の夕食が時間通りでなくても、勉強を見てあげれなくても、残業で帰りが遅くなっても、、、やっぱり常に子供の事をちゃんと思ってる。それでいいんだと思います。それだけで。

全然ちゃんとしてなくて良い。愛情を持ってるという自信さえあれば、その気持ちはきっといつか子供に伝わります。

場末のスナック育ちというガチな水商売の家に育った僕だって、小さな頃は親に放って置かれてたと思いつつも、やっぱり家にはご飯が用意してあって、朝は起こそうとしてくれたし、「ダメな子だなぁ・・・」と呆れられながらも、時にはアホ過ぎてぶん殴られて、いつも心配ばかりされていた。

きっと親も、僕があまりにアホだから、「これで良いのだろうか?」「子育てを間違ったのでは?」と不安に感じいたと思います。

いつも心配しながら沢山の愛情を注いでくれていました。

本当に申し訳ない。そして感謝してます。

愛情って条件環境カタチモノでは無いですから、それが整ってないからって気にしちゃいけませんよね。

むしろそれが整ってないからと落ち込む方が異常です。だって、それって自分の愛情に自信が無いって事でしょ?

親はいつだって子供の事を考えている。考えなくしようと思っても考えちゃう。だから手を抜いたって良いんです。だから普通じゃないからって気にしちゃいけないんです。

忙しい時は忙しいし、しゃーない時はしゃーない。それが現実ですもの。

 

あ、質問の答えになってないですね(^_^;)

僕らの子育てのコツ、それは手抜きと、それでも愛情を持っている事に自信を持つ事です。

 

それでも子供達はすくすくと育ってます。

 

うちの子供達

うちの子供達

 

とは言え、うちの子供達も13歳・10歳・6歳・3歳とまだまだ小さいですから、これから何がどうなるかは分かりません。

でも、いつでも家族で笑って過ごせるよう、あまり頑張りすぎずに、時には手抜きしてやっていこうと思います。

 

応援よろしくお願いしま~す♪

  • follow us in feedly

この記事にコメントする

お悩み大募集!

あなたも旅の疑問を解決しませんか?若旦那にお気軽にご相談ください。

ページの先頭へ