親が子供に望む事も、経営者がスタッフに望む事も一緒です
2016.10.20(木)
親として何が一番嬉しいかって、再認識させてもらいました。
自分もちゃんと親を喜ばせてるのかな?
あ、中学校の投稿日数と遅刻回数が一緒で、高校は半分くらいしか出席してないのに不思議設定で卒業できて、社会人になったと思ったら給料全部を自分のためだけに使っていた、僕の親不幸ばなしなんてどうでも良かったですよね。
こんにちは。山代温泉 宝生亭 若だんなの帽子山です。
今回は大阪へ出張に出かけたんですが、その目的はエクスマセミナーに参加する事。
エクスマセミナーとは、藤村正宏先生が主催するエクスペリエンス・マーケケティティング塾が全国で開催するセミナーの事で、その卒業生さんがエクスマで学んで実践した事を講演されます。
僕もその卒業生で、今回講演された2人とは親友で、これは是非とも聞きたい!応援したい!と思って駆けつけました。
2人の講師が講演されたのですが、1人は公共事業等に使われているコンクリート製品を販売しているフジプレコン株式会社 常務取締役の松林克法さん、もう一人は大阪でクリーニング店トラヤを営んでいる若き社長安田和哲さん。
SNSの事やマーケティングの事や色々と勉強になったのですが、僕がとっても勉強になったのは親としての子に望むのは何か?という事。
クリーニングトラヤの社長安田さんのお話の中心は、経営の事のもちろんですがエクスマを勉強して実践していく内に、家族との関係性も取り戻したという内容でした。
一言で言うと雑ですが、安田さんの家は小さな頃からややこしい環境だった。
大阪の今市でクリーニング店の家の次男に生まれ、3歳の頃にお母さんを亡くし、母親代わりに育ててくれてたお姉さんも若い時に亡くなり、本来クリーニング店を継ぐはずだったお兄さんは鬱となり、20代で若くして社長となった。
それからエクスマを学び、いい先輩にも恵まれ、今では家族やスタッフとの関係性も良くなり売り上げも伸びた。
大成功です。
うん、説明が雑だな(笑)
詳しく知りたい方はセミナーに行ってね(^-^)
安田さんのお母さんは、お姉さんに「次男の和哲を育ててあげてね」と遺言を残して亡くなりました。
でも、お姉さんも若くして亡くなって、きっとお母さんも天国で心配してたろうなって思うんです。もし僕が安田さんの親だったら、死ぬに死ねないほど苦しい気持ちになります。
だって、長女も亡くなり、長男も鬱となり、会社経営も20代の次男に継がせる程苦しい状況。なのに親として何もしてあげれないなんて苦しみでしかない。
僕が子供に望むこと。
それは学校の勉強をちゃんとして欲しいとか、友達を大事にして欲しいとか、良い仕事に就いて欲しいとか、そういうのももちろんあります。
でも、それは何のために望んでいるかと言うと、そもそも生きていて嬉しい!と実感して欲しいから。
いえむしろ、他人に自慢できる仕事も、誰よりも良い成績も、友達付き合いも、何でもそうだけど、笑顔で幸せを感じれないのであれば、そんなのいらないです。
だからやっぱり、親として僕が子供に望むのは笑顔でいて欲しい。それだけかもしれません。
もし、自分の子供達が僕がいなくなっても、めっちゃ幸せで、生きているだけで嬉しい!と思える人生を歩むとしたら、これ以上の僕の幸せなんて無いです。
だから安田さんのお母さんは天国で、和哲さんの活躍を見てきっと喜んでらっしゃるでしょうね。
スタッフに良い給料をあげてるから良い会社だとか、お客様満足度が高いから良い会社だとか、残業も無くて福利厚生も良いから良い会社だとか、全くウソですよね。
確かにそういうのも大事だけど、最も大事なのは、スタッフが幸せを感じながら喜んで働いてくれて、お客様がそういうスタッフに囲まれる事、そしてその姿に経営者も喜んでいる事。
「笑顔」と「幸せ」の実感、それが無ければ良い会社とは言えません。
はい。うちもまだまだそういう会社じゃないです。
親として子に望む事、経営者としてスタッフに望む事。それは「笑顔」と「幸せ」の実感、を掴んで欲しいという事。
親としても経営者としても望む事は全く一緒ですよね。
藤村正宏先生
藤村先生が講演の中でよく、「真理に沿った行いをちゃんとビジネスに落とし込もう。それが大切。」とおっしゃいます。
真理とは何か?それは僕の言葉で表現できる事ではないですが、笑顔と幸せの実感は全人類がずっとずっと目指し続けている事。
それはきっと真理だと思います。
それをビジネスに落とし込む事をしていこう。
2人の講師と、藤村正宏先生の講演を聞いて深々とそう思う僕なのでした。